BUDDHIST MEMORIAL SERVICE 仏事のご案内

葬儀

人の死は、いつどんなかたちで訪れるかわからないものです。
故人の別れ方に差があったとしても、親しかった人の死を、心乱すことなくすんなりと受け入れることは、私たちにはなかなか難しいことです。そんな「生」に執らわれて、「死」の現実から目を逸らせがちな私たちに、一つのけじめとして死を受け入れさせ、一歩前に進むきっかけを与えるのが葬儀です。
「葬」という字も、遺体の変わりゆくすがたを直視し、死を受け入れる事を意味します。
すなわち亡き人の死を受け入れ、今後は亡き人を敬うべき存在として崇めていくことを指します。
葬儀とは、亡き人のいのちを死で終わらせることなく、普遍的な仏さまとなって関わり続ける存在になると、私たちが受け止めていく儀式です。人は葬儀を行うことによって、悲しみの情を超え、阿弥陀様の教えや願いを共々に聴かせていただくご縁となって感謝する、大切な場であるのです。

葬儀
法事

法事を何でやるのかといえば、それは御恩報謝です。人間とは勝手なもので、時間の経過とともに、大切なことも忘れていくものです。日常生活を繰り返していくうちに、仏さまのご恩も忘れ、亡き人の思い出もだんだんと風化していきます。そこで、ちょっと立ち止まって、亡き人を思い出し、いつでもどこでもこの私達を照らし続けてくださっている仏さまのご恩を思おうという意味で行うのが法事です。
「法事はいつまで勤めなければなりませんか」とよく聞かれますが、いつまでということはないのです。感謝する気持ちに期限はないのと同じように、法事にも期限はありません。どうぞ次の世代へと引き継いでいってください。

令和六年 年忌備忘録

  • 年忌
    亡くなられた年
  • 一周忌
    令和五年(西暦2023年)
  • 三回忌
    令和四年(西暦2022年)
  • 七回忌
    平成三十年(西暦2018年)
  • 十三回忌
    平成二十四年(西暦2012年)
  • 十七回忌
    平成二十年(西暦2008年)
  • 年忌
    亡くなられた年
  • 二十三回忌
    平成十四年(西暦2002年)
  • 二十五回忌
    平成十二年(西暦2000年)
  • 二十七回忌
    平成十年(西暦1998年)
  • 三十三回忌
    平成四年(西暦1992年)
  • 五十回忌
    昭和五十年(西暦1975年)

表の内、二十五回忌は、二十三回忌と二十七回忌の法事をつとめるときは省略します。
又、二十五回忌をつとめるときは、二十三回忌と二十七回忌は省略します。

五十回忌以後の法事は、五十年ごとにつとめます。

その他仏事について

通夜・葬式・法事の他にも、仏事というものがあります。人生の節目として、赤ちゃんが誕生したことを仏さまにご報告する「初参式」、子供の成長を仏さまにご報告する「七五三」などもあります。他にもお墓に関する法要として「納骨式」や「建碑(けんぴ)法要」、お仏壇をご縁とした法要では「入仏式」や「遷仏式」、毎年故人が亡くなられた月日にお参りする「祥月法要」、そして毎月故人が亡くなられた日と同じ日にお参りする「月忌(がっき)参り(月参り)」といった
仏事もございます。
お勤めされたい方がございましたら、お寺の方にご相談ください。